《浅美》校外授業 写生会

5月中旬に生徒たちを引率し、教室からちょっと離れたところにある大きい公園に行って

風景を写生する授業を行いました。

5月だというのに当日は死ぬほど暑く、熱中症対策等をしながら全員で出かけました。

写生というのは、ただ風景を描くだけではありません。

描く場所を吟味して見つける、これこそがまず大切なことになります。

適当な場所ではなく、描きたいと感じる何か、動機、表現したい情景、それらの構図など、

明確な制作意図を持ったうえで制作することを念頭に置いてやってもらいました。

公園についてからは各自で描く場所を決めて散り散りに行いました。

僕も軽くスケッチをしてみました。

屋根もあって日差しが防げて座ってかけるいい場所がありましたので、

そこからみた景色を描きました。

中でも近くにあった木に太陽の光がキラキラ当たって木漏れ日が美しかったので、

そんな感じに描けたらいいなと思って描いてみました。

まずはざっと下書き。

そこからかるく淡いトーンでベースとなる色味を置いていきます。

使った画材は透明水彩絵の具です。

普段使うアクリルガッシュとはまた使い勝手が違うので割と慎重に。

木漏れ日感を気にしながら描き進めていきました。

だんだん太陽の位置が変わっていってしまうので慎重かつ急ぎながら描いていました。

途中、真っ黒でフッサフサの毛虫が足元を通過。

気を失うかと思いました。キモすぎです。

途中、バカでかい蟻がイーゼルを登ってきました。

気を失うかと思いました。キモすぎです。

途中、スズメバチが近くを飛び始めました。

気を失うかと思いました。キモすぎです。

とりあえず完成とします。

明るい太陽の日差しの感じがまず伝わればいいなと思います。

さまざまな虫に遭遇しながらなんとかミッション成功です。

たまには写生もいいもんですね。

自分も超久しぶりにやりましたが楽しかったです。

生徒たちもそれぞれ楽しんでいたようです。

また機会があればやりたいと思います。

浅美